30代前半で普通体重なのに睡眠時無呼吸症候群
肥満の方や高齢の方がなるイメージがある睡眠時無呼吸症候群。
30代前半で太ってもいない自分が、まさかの睡眠時無呼吸症候群でした…。
症状発生時期と診察のきっかけ
2~3年前に妻から「寝ている時に呼吸が止まっている事があるよ」と指摘されていました。
その時は「そっかー、たまにはそんな事もあるんじゃないのかねぇ~」ぐらいで気にも止めてませんでした。
そして、去年末に妻から「最近イビキが酷いし、呼吸も止まっている事があるから一度病院に行ってみたら?」と言われたので、病院で診てもらう事にしました。
診察(1回目)
診察を受けて、まず検査してみましょうという事になりました。
検査は非常に簡単で、検査器具を貰って自宅で取り付けて寝るだけです。
検査機器は指先にSpo2の値を調べる機器を取り付けるのと、鼻穴手前にチューブを付けるだけという感じ。
寝てる時に外れないように、医療用テープ(肌が荒れないやつ)で固定します。
翌朝に機器を病院へ郵送返却。
その発送した週の週末に病院で検査結果を聞きました。
診察(2回目)
前回の検査結果ですが驚くべき結果でした。
なんと、寝てる間に35回も呼吸が止まっている…。
Spo2(経皮的動脈血酸素飽和度)の値も70まで下がっている…。
Spo2を測る機械(指先に付けるもの)を付けて、起きている時に限界まで息を止めてみたのですが、値は92でした。
それが寝てる時に70まで落ちてるってかなりヤバイんじゃないか…?と、ゾッとしました。
今度は睡眠時に脳から呼吸指示が出ているか検査をしようという事になりました。
今回は病院から検査機器を借りるのではなく、日本睡眠総合検診協会という所から検査機器が郵送されてくる形でした。
また前回の検査と同じように自宅で取り付けて寝るだけです。
前回の検査にプラスで頭に脳波を測る機械を装着するという感じでした。
前回同様、病院に泊まらなくてもいいのは楽です。
翌朝に検査機器を日本睡眠総合検診協会へ郵送返却。
検査結果の解析に1ヶ月ほどかかるとの事でした。
診察(3回目)
前回の診察結果を聞きました。
脳波に異常無いようですが、1回目、2回目と検査結果が相変わらず悪く、やはり重症との事。
なので、CPAP(シーパップ)を付けて寝る事になりました。
※CPAPとは、鼻から空気を送り、気道が塞がらないようにする機械です。
CPAPを使うにあたり、鼻づまりが無いか検査します。
検査したら若干片方鼻づまりがあるとの事で、飲み薬と鼻にプシュっとする薬を処方してもらう事になりました。
その後、病院でCPAPの取り付け方、メンテナンスのやり方などを教わり、持って帰ります。
CPAPやマスクなど一式入ったバッグを受け取ります。
CPAPはこんな機械です。
最新モデルらしく、小型で軽量。
機器メーカーも電動シェーバーなどで有名なフィリプスでした。
小型で軽量なのは嬉しいですが、アダプターがデカイ…。
アダプターも小型化してもらいたいです…。
このCPAPにホースを装着しマスクに空気が送られます。
マスクはこんな感じです。
マスクは大きくて鼻からおでこまで覆われて、着けると違和感が半端ないです…。
しかし、空気が送り続けられているので、息を吸うのが少し楽です。
CPAPを着けて寝るようになってから、個人的には無呼吸睡眠が改善したような感じもなく、日中が眠い…。
「CPAP着けても眠い」と次の診察の時に言う事にしました。
CPAPのレンタル料に月5,000円ほど発生し、月1回診察を受けなければなりません。
お金もかかるし、月1診察というのはメンドクサイ…。
理学療法士の方にCPAPの販売をネットで見たことがあるんですが、買っちゃった方が得ですか?と聞いた所、
ネットでのCPAP販売は一見お得に見えるけど、マスクなど壊れた場合はお金(マスクだけで約3万円)が発生してしまう。
病院からのレンタルならマスクが壊れても無償で交換しますので、月1診察は大変ですがお得ですとの事でした。
診察(4回目)
診察時には毎回CPAPを持っていきます。
CPAPにSDカードが差し込まれており、そこに寝ている時の情報が収集される仕組みでした。
「CPAP付けて寝てるのに、日中眠いです」と理学療法士の方に伝えた所、
CPAPのデータを見る限りだと、今まで35回呼吸が止まっていたのが、4回に下がっており、
データ的にはぐっすり眠れているはずなので、日中眠いのはまだマスクに慣れてないからかもしれない。との事でした。
マスクはもっと小型なマスクは無いですか?と聞いたら「ありますよ~」との事でしたので、
マスクを小型な物に変えてもらい、装着中の違和感やストレスは少し軽減されました。
着けるとこんな感じで、鼻だけ覆われる感じです。
小型マスクになってから1週間が経った辺りからマスクにも慣れたのか、日中眠いという事は無くなりました。
肥満の人がなりやすいと言われている睡眠時無呼吸症候群ですが、私のBMIは「普通体重(身長166cm、体重64kg)」です。
顎が小さい人も睡眠時無呼吸症候群になりやすいと医師に言われたので、私はこのパターンかもしれません…。
とりあえず痩せれば軽減されるかもしれないので、今より4キロ落としましょうと医師に言われました。
家族に睡眠時に呼吸が止まっているよと指摘されたり、たくさん寝たはずなのに日中眠いなぁという方は、
検査代等で1万円ぐらいかかってしまいますけど、健康や生活の為にも診察に行く事を強くオススメします。